意思表示と人格の変貌

英語の語学習得に向けて乗り出してから数ヶ月たち、私の中にかたくなに根付いていた英語に対する恐怖心やら苦手意識やらがだいぶ薄れてきた。
今なら、外国人にカタコトの日本語で道を尋ねられても、慌てて「アッチ、アッチ、マッスグ、マッスグ!!」と、思わず自分までカタコトになる醜態は免れることができそうだ。

そんなわけで、英会話カフェなるものに参加しはじめてみた。
英会話カフェというのは、コーヒーや紅茶を飲みながらカフェ感覚でネイティブスピーカーとフリートークを楽しめる場所で、東京都内、また横浜近郊には割とたくさんの英会話カフェがあり、値段も1時間1000円前後で予約も必要ないし、気軽な暇つぶしにはちょうど良い感じだったりする。
各テーブルに一人以上のネイティブスピーカーがいて、話題を盛り上げてくれる。
ただし、決まったマテリアルで学習するわけではないので、とくに初心者だと何も話せないまま1時間過ぎちゃった・・・などということも多々ある。
数年前に参加したときの私がそうだった。
今回は・・・、それなりにスキルがあがった証拠なのだろう、まあまあ楽しめている。
ただ、テーブルを囲む日本人の英語レベルが低いと、話題はどうしても簡単な日常会話となってしまうので、普段日本語だったら、そうそう聞かないような会話になってしまう。

曰く
『初めまして、私の名前は○○です。』『こちらこそはじめまして』『どこにお住まいですか?』『私は○○に住んでいます』『何歳ですか?』『○歳です。』『結婚してますか?』『しています』
・・・・・・・・・。

なんだか奇妙だ。もし、日本人同士の日本語の会話だったら、初対面であいさつの後に年齢なんていきなりきかないだろう・・・。質問もおかしいが、答える側も、『年齢はヒ・ミ・ツ』なんて答える語学力がないから、思わず正直に40歳ですとか答えちゃう。ましてや、結婚してるかどうかなんて、話題から派生しての質問ならまだしも、唐突にはしない・・・はず。しかも、年齢を聞くにしても結婚のしてるしてないを聞くにしても、日本語なら相手に遠慮しいしい聞くものだが、英語だと、ドーンと遠慮も何もなく単刀直入である。なんだかみんな、別人格のようである。まるで、最短距離で結婚相手を捜している様な会話だ。

そんな中、私はある種の不思議な人種を発見した。
名付けて、『いんまいおぴにおんおぢさん』である。
会話がある程度弾んできて、それなりにみんな話してるなぁと感じ始めた頃に、このおぢさんはその力を発揮し始める。
「In my opinion, ・・・・!!」
そして話題の中心に自分の『おぴにおん(意見)』を持っていこうとする。
そんなセンテンス、ネイティブがしゃべってるのを殆ど聞いた事がない。いや勿論、間違ってはいない。が・・・いいじゃん、「I think・・・」で!
『おぴにおん』なんて言わねばならぬほど、たいそうな話題じゃないっすよ、おぢさん。
『24』と『プリズンブレイク』どっちが面白いか?っていう程度の話題っすよ。
『ビリーズブートキャンプ』と『ターボジャム』どっちが痩せるか?って、話してただけだよ、おぢさん。
で、『おぴにおん』の内容が、「24は見るのに時間がかかる」だったり、「ビリーの娘のシェリーの腹筋は凄い!」だったりする。
全然、おぴにおんじゃないでしょう、それ。

何件かの英会話カフェをまわったが、なぜかこのテのおぢさんがどこのカフェにも一人は居る。
もしかしてこのおぢさん達の世代は、『In my opinion,』がテストにでてくる最重要フレーズだったのか?

とにもかくにも、自分が身につけた英語をどれくらいアウトプット出来るか試すのには、英会話カフェは気軽に利用できる良い場所だとは、思う。


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