上げ下げだべ、あん?ゴーン?

「巷を運転していると5、6台に1台くらいはTIIDAを見かけるんだけど、そこんとこどうなのさ、ゴーンさん。」

とか聞きたいわけでは、ない。

Louis Armstrong
「I gess I'll get the papers and go home」

が、そのように聞こえる、という話。


昔々、まだ大学1年か2年のころ、バンドを始めたばかりで音楽に対して甚だしく高慢で勘違いの理想を抱いていたおバカな私は、エラソーな音楽論を論じたがるロック崇拝者とかメタル崇拝者が聴いている、ちょっとマイナーな(ほんとはかなりメジャーな。)洋楽をガンバって聴いていた。

よくよく聴いた事はないけど名前だけは知っているアーティストを取り上げて、「この人のあの曲はさぁ。。」とか、さも色々聴き比べたかの様に知ったかぶりしたり。

そんな頃に、「JBS」という雑誌が発売された。

あれ、「JSB」だったかな??
JazzとBluesとSoulの頭文字だったんだけど、順番忘れてしまった。。。(^^ゞ

デア○スティーニあたりが得意な、CD付きで定期購読を勧めるタイプの、あれ、あんな感じの雑誌。

例によって、「音楽やってるんだから、JazzとかBluesくらい知っておかなきゃね~」と、ホントにJazzやBlues好きの人が聞いたら怒られてしまいそうな不純な気持ちでその雑誌を購入した。

初回号は、ルイとレイとビリーの特集だった。。。
って書くと、誰だか分からないな。。。

Louis Armstrongと、Ray Charlesと、Billie Holidayだった。

正直なところ当時の私はまだ感性が未熟で、ルイもレイもビリーも良さが解らなかった。。。
にもかかわらず、世界中が名アーティストと認めるそのメンツの音楽の良さが解らない、なんて表向きは言えず、雑誌に書いてあった意見の一部をさも自分の意見の様に滔々と述べたりしていた。


音楽を演奏する事を学んでいる者は大抵、「自分と音楽との関係に自信が持てない」という時期を通過する。より「高み」を目指しているならばなおさらである。
そういう時、上手く処理出来ない「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」が、上記の様な痛々しい行動を起こす。
音楽なんて、「好きか、好きになれないか。」で聴けば良いモノを、「良いか、良くないか。」で論じようとする愚行に走ったりする。
そうなると自分の音楽も、「周囲にへつらった」音楽になってゆく。

通過してしまえば、なんてコトのないおバカな症状なのだけれども。


まったりとコーヒーを飲みながら、この素晴らしきばかばかしい自分を思い返した。

♪What a wonderful word。。。(わら。わんだふぅわ~。。)と、ルイに謳われながら。

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